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スターまるかじりインタビュー 

2003年12月15日号スターまるかじりインタビュー
【第17回目】 森山 加代子

1960年代に坂本九とのコンビで人気を集めた森山加代子さん。その後幾多の挫折を乗り越え、現在もウェスタンカーニバルコンサートなどで若々しい歌声を披露。キュートな加代ちゃんの登場です!

『月影のナポリ』秘話

(ぢゅん)森山さんが歌手になるきっかけは水原弘さんの存在だったそうですね。

(森 山)そうなんです。札幌のジャズ喫茶『ロータリー』で歌っているところを、マナセプロの社長さんにスカウトされまして上京したんですよ。そして水原弘さんが率いる『水原弘とブルーソックス』の専属シンガーとして迎えて頂きました。

(ぢゅん)その後1960年にミーナの『月影のナポリ』の日本語カバーでレコードデビューする訳ですが、この歌はザ・ピーナッツらと競作になりましたね。

(森 山)そうですね。しかもレコーディングのミュージシャンがピーナッツさんと同じ渡辺晋とシックスジョーンズだったんです。ピーナッツさんはアップテンポ、私は少しピーナッツさんよりスローなテンポでレコーディングしました。

(ぢゅん)以前、渡辺晋とシックスジョーンズのギターリスト・松宮庄一郎さんに当時のレコーディングの思い出をお話したんですが、それぞれのテンポの違いを言ってましたよ。ピーナッツ盤をレコーディングした後、松宮さんが森山さんのレコーディングに立ち会った時、森山さんが『もっとテンポを落としてください』と言ったそうなんですよ。それで、本番の時テンポを落とした森山さんの『月影のナポリ』を聴いて『あ、ピーナッツ負けたな!この子ヒットする』とメンバーと言い合ってたそうです。

(森 山)えー、そうだったんですか。ぜんぜんそんな事覚えてませんね。ただ私はミーナのテンポで覚えてたから、オリジナルのテンポでお願いしますと言ったんだと思うんですけど。

水原弘との再会

(ぢゅん)『月影のナポリ』以降、『メロンの気持』『じんじろげ』『パイのパイのパイ』と立て続けにヒットを飛ばし超売れっ子になりましたね。

(森 山)もう寝る暇もなく毎日仕事してました。ジャズ喫茶とテレビの掛け持ちは当たり前で、それに映画を撮ったらもう大変!毎日目にクマをつくりながら頑張ってました。

(ぢゅん)『ミュージックライフ誌』の女性歌手でも江利チエミさんを抑えて1位にもなりましたね。そんな超売れっ子の森山さんですが、その後長いブランクがありましたね・・・。

(森 山)そうですね。だんだんヒットから遠ざかってテレビにも出なくなって、クラブやジャズ喫茶が私の活動の場となりました。

(ぢゅん)そんな時、新潟のキャバレーで歌っていた森山さんの楽屋に『君こそ我が命』でカムバックした水原弘さんが突然訪れたとか。

(森 山)そうです。私のステージを見て『もう一度勝負しろ。俺を見ろ』と言ってくれました。もう、嬉しくて涙が出てきました。

(ぢゅん)そしてあの『白い蝶のサンバ』で見事にカムバック!

(森 山)はいそうです。水原さんにも立ち会って頂きました。何曲か候補があった中で私が決めたのが『白い蝶〜』です。

(ぢゅん)この歌を最初に聴いたとき売れると思いましたか?

(森 山)いいえ。ただ面白い歌なので、私じゃなく違う人が歌ったら売れるだろうな・・・と思ってました。

(ぢゅん)『月影の〜』時もそうですが、ご自分で『これ!』と決めたものが大ヒットしてますよね?

(森 山)そうかもしれませんね。『白い蝶〜』にしてもあの時違う曲を選んでたらヒットしてなかったかも知れませんし。人生わからないものですね。(笑)

 【ぢゅんちゃんのインタビュー後の感想】

舌ったらずの歌声で一世を風靡した森山さん。喋り声も可愛いらしく、明るくおおらかな人柄が印象的でした。2年前の40周年のリサイタルではポリープの手術後という事で、辛い思いもされたようですが、今はすっかり良くなったそうです。これからもハッピーな歌声を届けてください。

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