スターまるかじりインタビュー 

2003年2月15日号 スターまるかじりインタビュー
【第8回目】「平成サイケ歌謡の女王 」渚 よう

今月のスターまるかじりインタビューは「平成のサイケ歌謡の女王」をキャッチフレーズに、平成9年、衝撃のデビューを果たした渚ようこ。

J−POP全盛の中、60年代ファッションに身を包み、一貫して昭和のグルーヴ歌謡を歌い続けている彼女は、クラブDJや映画関係者、文化人からの評価も高く、今最も注目を集めているアーティストのひとりです。

ぢゅんちゃんは一昨年、あるライヴイベントがきっかけで仲良くお話させてもらい、その後もひょんな所で会うと、いつも他愛もない会話で盛り上がるという「不思議なお知り合い」でした。

そんな僕も何を隠そう!“渚ようこの歌声”に魅了されているひとりで、いつかインタビューしたいと熱望していたので嬉しかったです。

ある日突然“場末のクラブ歌手”になりたいと思ったんです

(ぢゅん)60年代〜70年代歌謡にめざめたきっかけは。

(なぎさ)これといった大きなきっかけは覚えてないけど、小さな頃からナツメロ番組などで当時の歌謡歌手が歌っているのをみて、子供心にも妖しさを感じたり、かっこいいなーって思って。高校を出てから上京して、専門学校に通ってた

んですが、ある日突然、“場末のクラブ歌手”になりたい思ったの。

(ぢゅん)それはまた随分突然で・・・。(笑)

(なぎさ)ははは。それで、クラブ・キャバレーの専属シンガーになりたくって、よくキャバレーの面接などで「弘田三枝子さんのようになりたいんです」とお願いしたんですが、ことごとく門前払いをくらいまして。

(ぢゅん)そりゃーそうですよ。昔のようにクラブ全盛の頃なら、専属シンガーもいたでしょうけど、今そんなのは無いでしょー。

(なぎさ)その時、現実とのギャップに気づいて。時代錯誤だったのかも。

(ぢゅん)クラブ歌手の夢は終わったわけですが、こうしてCDデビューすると思ってましたか。

(なぎさ)思わなかった。

(ぢゅん)本当に渚ようこのデビューはショックでした!衣装もメイクも歌も60年代

でしたからねー。でもどうして今の音楽じゃなく歌謡曲だんだんですか。

(なぎさ)やりたいと思わなかったから。本当にクラブ歌手になりたいという憧れから始まったし、今の音楽は私がやらなくてもいいんじゃないかって・・・。
浮かばれない歌手の生まれ変わり?

(ぢゅん)好きな歌手はいますか。

(なぎさ)たくさんいますよ。特に弘田三枝子さん。歌の上手さでは右に出る人はいないと思う。他には藤圭子さん、安田南さん、西田佐知子さんも好きです。男性では森進一さん。「港町ブルース」最高!

(ぢゅん)やはり、古き良き時代の歌謡曲が好きなんですね。それもみなさん本格派ばかり。「あと30年早く生まれたかった」とか思いませか。

(なぎさ)思う思う!デビューしたての頃、ひょっとするとわたしって「浮かばれない歌手の生まれ変わり」じゃないかなって思ったこともある。初めて聴く歌なのに「この歌聴いたことある」みないなこともあったし。

(ぢゅん)本当に生まれ変わりかもしれないですね!「浮かばれない歌手だった人」が渚さんの体に入って、「歌謡曲の火を消さないで」と言ってるかもしれないですよ。

(なぎさ)ははは。

(ぢゅん)今後はどんな活動をしていきたいですか。

(なぎさ)これまでと同じように“歌謡歌手”でいたいです。

(ぢゅん)夢は。

(なぎさ)新宿コマ劇場で座長公演!それと、氷川きよしくん二人のビックショーで競演!!

(ぢゅん)武道館じゃないところがいいですね。(笑)氷川くんとの共演も面白そうですし。これからも“歌謡歌手”として、いい音楽を届けてください!ありがとうございました。

ぢゅんちゃんのインタビュー後の感想】

渚ようこは面白い歌手です。個性的で、芸術肌、媚びない。それがとてもさりげなくかっこいいんだな・・・。これからもマイペースで、がんばって欲しいと思います。また新宿のゴールデン街でお会いしましょう。(笑
横山剣プロデュース クレイジーケンバンド演奏渚ようこ 最新作プチアルバム 「YOKO ELEGANCE 〜渚ようこの華麗なる世界〜」TACA−72396 2000円(税込)シャム猫抱いて/ビューティフルヨコハマ/第三京浜 他
オフィシャルページ http://hello.to/nagisayoko

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